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2024.06.21
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鋼橋技術研究会より当社社員がブリッジエンジニアメダルを受賞しました

2024年6月12日、鋼橋技術研究会主催の令和6年度鋼橋技術研究会総会において、当社の奥村学さんが令和5年度ブリッジエンジニアメダルを受賞しました。

表彰状

ブリッジエンジニアメダルとは、鋼橋技術研究会において鋼橋技術の進歩ならびに鋼橋の発展普及に顕著な貢献のあった40歳以上50歳未満程度のエンジニアを表彰する制度です。
コンサルタント・ファブリケータ・行政サイドに所属する実務者を顕彰することを目的とします。 また、鋼橋技術研究会法人会員に所属する者には限りません。

【受賞理由】

奥村学氏は、平成9年に経営統合前の片山ストラテック株式会社に入社し、25年以上に渡り、耐震補強工事の設計や複合ラーメン橋の振動特性に関する検討、高力スタッドボルトによる当て板補強工法の開発に従事されています。同氏は、港大橋耐震補強工事において、座屈拘束ブレース、トラス下弦材補強、落橋防止システムの補強設計を担当しており、部材補強構造の合理化や段差防止装置の施工品質の向上を図りました。また、土木学会、日本風工学会、日本鋼構造協会、日本橋梁建設協会、鋼橋技術研究会等に数多く参画されており、その成果を論文として発表されています。複合ラーメン橋の振動特性に関する検討委員会では、土木研究所所有の大型起振機を用いた実橋振動実験を担当し、複合ラーメン橋の耐風安定性を評価されています。高力スタッドボルトによる当て板補強工法の共同開発業務では、当て板補強の合理化を図るため、既設鋼部材へのボルト孔あけが不要な高強度ねじ付きスタッドを開発し、M20高力スタッドボルト(F8T相当)の製品化に貢献しています。閉断面リブ鋼床版補強の施工に関する共同研究では、鋼床版のデッキと閉断面リブの溶接部に発生する疲労き裂に対する予防保全として、高力スタッドボルトの実橋適用を行っております。以上のように、難易度の高い耐震補強工事、数多くの検討委員会や開発業務等において、鋼橋の発展・普及に対する多大なる貢献が評価され、奥村学氏はブリッジエンジニアメダルを受彰するにふさわしいと認められました。


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