技術紹介(橋梁)
デジカメ計測システム『PIXXIS/Plus』
既設構造物の現況計測をデジタルカメラにて計測
デジタルカメラ三次元計測システムPIXXIS(ピクシス)は、写真測量の原理を応用し、写真から高精度の3次元座標を得ることが出来るシステムです。従来の3次元計測と比べて、簡便で可搬性に優れ、低コストであるという特徴をもっており、写真を記録として残せるというメリットがあります。
PIXXIS/Plus(ピクシスプラス)は、既設構造物の現況計測から新規(補強)部材の検討、製作までを連携するシステムです。特に、現況計測に多大な労力を要する補修・補強の現場で活用されています。
作業手順
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ターゲット貼付け
計測位置にシールターゲットを貼り付ける -
撮影
デジタルカメラにて撮影を行う -
三次元座標計算
画像データをパソコンに取込み三次元座標値を計算する -
部材形状設定
写真上の計測点を指定して部材形状(オブジェクト)を設定する -
計測データ属性追加
ボルト孔等の属性情報を追加する -
3D CADデータ出力を行う
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部材製作図作成
3DCADデータを元に、製作部材の寸法形状を取り出し、製作図を作成する
様々なターゲット
現場での計測作業を効率よく行うため、様々なターゲットを開発
計測事例
あと施工アンカーボルト計測
耐震補強部材製作
既設桁の現況計測
本製品は、Excelプログラムとして提供されます。本システムを実行するためには、下記ソフトウェアが必要です。
- システム要件:
- 計測システムPIXXIS2、EXCEL2007以降、AutoCAD2010以降、Windows7以降